Mac miniの購入を考えていたり、すでに注文をしている方はお分かりかもしれませんが、Mac miniは本体だけの構成になっています。
その為、モニターやキーボードなどの周辺機が必要になります。
そこで今回は、筆者が実際に使っている周辺機器の中から、動画編集との相性が特に良いと感じたものを5つ厳選して紹介したいと思います。
これからMac miniで本格的な動画編集作業を始めようと考えている方の参考になれば幸いです。
Mac miniで動画編集
Mac miniは、Appleが提供するデスクトップ型Macの中でも最もコンパクトなモデルです。
一見するとシンプルな小型マシンですが、Appleシリコン搭載以降性能が飛躍的に向上し、動画編集や画像処理、3Dレンダリングといったクリエイティブな作業にも十分対応できるスペックを誇っています。
特に、2024年に登場したM4チップ搭載モデルは、マルチメディア処理のパフォーマンスが格段に強化されており、副業や在宅ワークで動画編集を行いたい方にとって、理想的なマシンだと言えるでしょう。
ただし、Mac mini本体にはモニター、キーボード、マウス、ストレージといった周辺機器は一切付属していません。
そのため、どの周辺機器を選ぶかが、快適な動画編集環境を作れるかどうかの分かれ目になります。
以下は、筆者が実際に使っている周辺機器の中から、おすすめのものをピックアップして紹介します。
必要な周辺機器
・モニター
・キーボード
・マウス/ドラックパッド
・ストレージ
・ハブ
1.モニター
LG UltraFine 4K Display(24MD4KL-B):Mac専用設計の信頼モニター
出典:Yahoo!ショッピング
動画編集を始めるうえで、最初にこだわるべきなのがモニターです。どんなに本体のスペックが高くても、表示される映像の色がずれていては、正しいカラーグレーディングやテロップ作成はできません。
そこでおすすめなのが、LG UltraFine 4K Display(24MD4KL-B)です。このモニターは、Appleとの共同開発で生まれたモデルで、macOSとの親和性が非常に高く、Mac miniと接続するだけで自動的に最適な解像度や色設定が適用されます。
特に評価したいのが、DCI-P3広色域と500nitの高輝度対応。これはApple製品に多く採用されているRetinaディスプレイに近い表示品質で、Final Cut ProやDaVinci Resolveなどの動画編集ソフトで正確な色を扱いたい人にとって、安心して使える環境を提供してくれます。
さらに、Thunderbolt 3による映像出力とUSBハブ機能がケーブル1本で完結するため、机の上をシンプルに保ちたいMacユーザーにとっては理想的な選択肢です。
2.キーボード
Magic Keyboard with Touch ID:Apple製品ならではの快適入力環境
出典:Yahoo!ショッピング
私の知っている限り、キーボード選びを甘く見る方は非常に多いです。
ですが、膨大な入力作業を行う動画編集では、キーボード操作の効率が作業スピードを大きく左右します。そこで、今回は筆者が愛用しているの Magic Keyboard with Touch IDをご紹介します。
このモデルは、Appleシリコン搭載のMacと組み合わせることで、Touch IDによるロック解除やApple Pay認証が可能になります。複雑なパスワードを毎回入力する手間がなくなり、ログイン時のストレスが大幅に減少します。
また、ショートカットキーの操作性にも優れており、Final Cut Proのようなプロ向けソフトでも、コマンドの打ち間違いが少なく、ストレスフリーな作業が可能です。Bluetooth接続なので配線が不要で、Mac miniのミニマルな美しさを損ないません。
打鍵感も上質で、長時間の編集作業でも指が疲れにくく、特に在宅で作業するフリーランスの方にとっては、日常の快適さが大きく変わるポイントです。
3.マウス/トラックパッド
Magic Trackpad vs MX Master 3S:あなたは直感派?機能派?
出典:楽天
ポインティングデバイスについては、ユーザーの操作スタイルにより最適解が異なります。
私は普段からApple Magic TrackpadとLogicool MX Master 3Sの両方を使い分けています。
Magic Trackpadの魅力
魅力
・ macOSとの連携性が抜群で、ジェスチャー操作によるウィンドウの切り替えや拡大縮小が非常に直感的
・ Final Cut Proでのタイムライン操作や、トリミング範囲の調整など、指先の感覚で操作できる自由度の高さが魅力
MX Master 3Sの強み
出典:Yahoo!ショッピング
強み
・サムホイールによる横スクロール機能が、タイムラインの移動を劇的に快適に!
・ボタンに任意のショートカットを割り当てることができ、カットや再生、書き出しなどをワンクリックで操作可能
・超静音設計で夜間作業にも最適、バッテリーは満充電で最大70日間持続
操作性・カスタマイズ性を重視する方にはMX Master 3Sを、Appleらしい直感的な操作を重視する方にはMagic Trackpadを、それぞれおすすめします。
4.ストレージ
SanDisk Extreme Portable SSD:高速編集の鍵を握るストレージ
出典:Yahoo!ショッピング
Mac miniの内蔵ストレージは、最小256GBから最大2TBまで選択できますが、動画編集となると、1ファイルあたり数GB〜数十GBに及ぶことも少なくありません。そんなときに頼りになるのが、外付けSSDです。
中でも筆者が愛用しているのが、SanDisk Extreme Portable SSD(1TB)。最大1,050MB/sの高速読み書き性能を誇り、4K素材や複数トラックのタイムラインもスムーズに扱えます。
加えて、IP55の防塵・防水性能を備えているため、外出先でも安心して持ち運び可能。USB 3.2 Gen2(Type-C)に対応しているので、Mac miniと直接つないで最大限の速度を発揮してくれます。
プロジェクトファイルやバックアップの保存にも最適で、Mac miniのストレージ容量に不安がある方には特におすすめのアイテムです。
5.ハブ
CalDigit TS4 or ドッキングステーション:Mac miniの弱点を完全に補うハブ
CalDigit TS4
出典:Yahoo!ショッピング
Mac mini最大の欠点といえば、やはりポートの少なさです。デザイン性を高めるためにこの機構を採用しているとはいえ、映像編集を行ううえでは、外部モニター、SSD、カードリーダー、オーディオインターフェースなど、接続機器が多くなりがちです。そこで活躍するのが、CalDigit TS4というThunderbolt 4ドッキングステーションです。
この製品は、合計18ポートを搭載しており、USB-C、USB-A、DisplayPort、SDカードスロット、有線LAN、3.5mmオーディオ端子などをすべてカバー。特にUHS-II対応のSDカードスロットは、ミラーレス一眼で撮影した高画質素材の転送に最適です。
また、最大98Wの電力供給が可能なので、MacBook Airなどを併用している方にも便利。設置はシンプルながら高級感のあるアルミ筐体で、デスク周りの美観を保ちながら、最大限の拡張性を確保できる名機です。
ドッキングステーション
出典:Yahoo!ショッピング
Mac miniの美しいデザインをそのままに、ポートを増やす方法があります。
それは、Mac miniの下にセットしてUSB-Cで接続するドッキングステーションです。
現在では様々なブランドから販売されています。
ポートの種類、ポート数、SSDを繋げられるもの等多種多様にあるので用途に合わせて選ぶといいでしょう。
ドッキングステーションなら、シンプルでコンパクトな見た目を邪魔することはありません。
まとめ
ここまで、M4 Mac miniと相性の良い周辺機器を5つご紹介してきました。
どれも筆者が実際に導入し、動画編集の現場で使用してきた製品であり、編集スピードや作業効率の向上、さらには作業空間の快適さに直結するおすすめのアイテムばかりです。
Mac miniは本体の性能こそ優れているものの、外部機器によってその力を最大限に引き出す設計になっています。つまり、「自分に合った周辺機器を選べるかどうか」がMac miniを使いこなす鍵なのです。
特に、副業や在宅ワークとして動画編集にチャレンジしようと考えている方にとっては、これらの周辺機器が「仕事道具」としてのMac miniの価値を何倍にも引き上げてくれます。最初は値段をみて「値が張るな」と少し投資感覚が必要にかもしれませんが、毎日使う道具だからこそ、少しの使いやすさや効率の差が、大きな生産性の改善に繋がることを実感していただけるはずです。
今後は今回紹介した周辺機器以外にも、オーディオインターフェースやデスクライト、チェアなど、動画編集環境全体を快適にするためのアイテムについても発信予定です。
Mac miniを使って動画編集を始めたい方は、ぜひ自分のスタイルに合った機器を選び、理想の編集デスクを構築していってください。あなたのクリエイティブな挑戦を、しっかりと支えてくれる最高の環境を整えることで、作業の質も成果もきっと飛躍的に向上するはずです。今後の発信をお待ちくださいね!