ConoHa AI Canvasは、手軽に高品質なAI画像を生成できるサービスです。
クリエイターやビジネスユーザー向けに、イラストやデザインを効率的に作成できる機能を提供。
テキスト入力から簡単に画像を生成し、直感的な操作で編集もできます。
そこで今回は、ConoHa AI Canvasとはどんなものか解説し、基本的な使い方や導入方法を詳しく解説しましょう。
そもそもConoHa AI Canvasとは?
ConoHa AI Canvasとは、Webブラウザ上で手軽に利用できるAI画像生成できるサービスです。
GMOインターネット株式会社が提供するこのサービスは画像生成AIにStability AI社の画像生成AIである「Stable Diffusion XL」を使用しています。
Stable Diffusion XL(SDXL)とは、Stability AI社が開発し、オープンソース化されている最新の画像生成AIモデル(2024年4月時点)として知られているものです。
高い精度と多様なスタイルの画像生成能力が特徴で、その性能の高さからプロのクリエイターから初心者まで幅広く活用されています。
ただ、Stable Diffusion XL本来の利用にあたってはNVIDIAのような高性能なGPUが必要であり、一般のユーザーがなかなか利用しづらいのも現実です。
しかし、ConoHa AI Canvasの大きな魅力は、NVIDIAの高性能GPUをクラウド上で利用できること。
AI画像生成には一般的に高性能なPCが必要なところ、ConoHa AI Canvasなら手元のPCやタブレットで気軽に利用できるのが魅力です。
そのため、高価な機材を購入せずに、誰でもすぐにAI画像生成を始められるサービスといえます。
また、ConoHa AI Canvasはシンプルで直感的なインターフェースを採用しており、専門知識がなくても簡単に操作できます。
テキストを入力するだけで、イラスト、写真風のビジュアル、ファンタジーアートなど、幅広いスタイルの画像を生成可能。
カスタマイズ機能も充実しており、細かい調整も自由に行えます。
さらに、Webブラウザ上で動作するため、特別なソフトのインストールは不要なのもポイントです。
どこからでもアクセスでき、環境を選ばずに利用できるのも大きなメリットといえるでしょう。
料金プランも柔軟に用意されており、利用頻度や目的に応じて選択可能にしています。
このようにConoHa AI CanvasはAI画像生成を試してみたい方はもちろん、AIを活用したクリエイティブな作業を効率化したい方にも最適なサービスといえるでしょう。
ConoHa AI Canvasの使い方を紹介!
Conoa AI Canvasは、Stable Diffusion XLをWebブラウザ上で簡単に利用できるAI画像生成サービスですが、初期設定では英語表記になっているため、まずは日本語に切り替える方法を紹介します。
まず、ログイン後に画面上部にある「Setting」をクリックします。
すると、左側にサイドメニューが表示されるので、その中から「User interface」を探してクリックしましょう(この項目はサイドメニューの中央あたりにあります。)。
次に、中央画面の上部にある「Localization」の項目をクリックし、「none」から「ja_JP」に変更してください。
変更後、画面上部に表示されている「Apply settings」をクリックし、最後に「Reload UI」を選択。
これでUIのリロードが完了するので、再度ログインすれば日本語化の設定が反映される仕組みです。
日本語設定が完了したら、次に画像を生成する方法を紹介します。まず、作りたい画像のテーマをテキストボックスに入力。
この指示文を「プロンプト」と呼び、英語で入力するのが基本です。
しかし、日本のサービスなので日本語のままでも翻訳ツールを利用すれば問題なく生成できるようになっています。
プロンプト(入力欄)には、生成したい画像の特徴を具体的に記述しましょう。
例えば、「夕暮れの田園風景」や「朝の都会の喧騒」などの表現を入れることで、AIがそれに沿った画像を作成してくれます。
また、ネガティブプロンプトを使用することで、「ぼやけた画像を避ける」「過度なノイズを除く」など、出力したくない要素を指定することも可能です。
さらにConoHa AI Canvasでは、画像生成の細かい設定をカスタマイズすることができます。
代表的なものを紹介しましょう。
代表的なカスタマイズ
- サンプリング方法:ノイズを除去。クリアな画像を生成する方式を指定
- サンプリングステップ数:多いほど高品質な画像が得られる(その分処理時間が長くなる)
- 生成画像サイズ:出力される画像サイズの設定
- バッチ回数:指定した回数分の画像を生成
- バッチサイズ:1回の生成で作成する画像の枚数を決定
- シード値:特定の数値を設定することで、同じプロンプトで同じ画像を再現可能
- ControlNet:参考画像を利用する機能。構図や形状をコントロール可能
- LoRA選択:LoRAモデル(学習されたデータの詰まったもの)を適用し、特定のスタイルや特徴を反映させる
このように、多くのオプションを活用することで、より精密な画像を作成することができます。いろいろな設定を試して、自分好みの画像を生成してみましょう。
ConoHa AI Canvasの導入方法や料金は?
ConoHa AI Canvasの利用を開始するには、公式ウェブサイトから申し込む必要があります。
申し込み後、プランを選択し、支払い方法を設定することで、サービスが利用可能になるというのが基本的な流れです。
ConoHa AI Canvasの料金には、ストレージ容量とWebUI利用時間が異なる3種類の料金プランがあります。
全プラン共通で、月額固定の「基本料金」と、画像生成を行うWebUIの利用時間に応じた「従量課金」の組み合わせと言う仕組みです。
使用頻度や用途に合わせて、最適なプランを選択できます。
プランを紹介しましょう。
プラン | 基本料金 | WebUI無料時間 | ストレージ容量 | 備考 |
エントリー | 1,100円/月 | 10時間 | 30GB | 初めての方におすすめ |
スタンダード | 4,378円/月 | 50時間 | 100GB | 画像生成の頻度が高い方に最適 |
アドバンス | 9,878円/月 | 100時間 | 500GB | 大量生成を行いたい方に最適 |
なおWebUI利用時間を超過した場合、1分あたり6.6円の追加料金が発生します。
そういったサービスを受けたくない場合、自動終了機能を利用することで、無駄な費用を防ぐことが可能です。
支払い方法も紹介しましょう。
支払い方法
・クレジットカード:
毎月、登録したクレジットカードから自動で請求されます。利用可能なカードはVISA、MasterCard、JCB、American Express、Diners Clubです。
・ConoHaチャージ:
事前にチャージした金額を利用するプリペイド方式です。サービス料金は翌日にチャージ残高から引き落とされます。
・ConoHaカード:
国内初のプリペイドカードで、購入金額分をサービス料金に充てることができます。
このような形でサービスを受けられるのが特徴です。
アカウントを作成し、導入を検討してみましょう。
まとめ:ConoHa AI Canvasで本格的な画像生成を
ConoHa AI Canvasは、GMOインターネットが提供するWebブラウザ上で使えるAI画像生成サービスです。
Stability AIの最新画像生成AI「Stable Diffusion XL」を活用して、高精度かつ多様なスタイルの画像を手軽に作成できます。
特別なハードウェアを用意することなく、PCやタブレットから簡単にアクセスでき、誰でもすぐに画像生成ができるのも魅力といえるでしょう。
また、このサービスは、直感的なインターフェースで専門的な知識がなくても簡単に利用できるので、プロンプトを入力するだけで、イラストやファンタジーアートなどの多彩な画像が生成をしてくれます。
さらに、画像の詳細なカスタマイズも可能で、さまざまな設定を調整して自分好みのビジュアルを作成してくれるのもポイントといえるでしょう。
また、料金プランは柔軟で、利用頻度や目的に応じて最適なプランを選べます。
支払い方法も多様で、クレジットカードやプリペイド方式に対応しているため、便利に利用できます。
今回紹介したConoHa AI Canvasは、クリエイティブな作業を効率化したい方や、AIによる本格的な画像生成を手軽に試してみたい方に最適なサービスです。
ConoHa AI Canvasで、ぜひ一度本格的な生成AIを試してみましょう。
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