動画編集は、現代のコンテンツ制作において欠かせないスキルとなっています。
その中でもFilmoraは使いやすさと高機能性で人気のあるソフトウェアの一つです。
しかし、できれば無料で使いたい・・・。
Filmoraの無料版と有料版にはどのような違いがあり、無料でも使うことができるのでしょうか。
今回は、Filmoraの無料版と有料版の機能制限や決定的な違いなどを紹介し、副業としての動画編集における利用可能性について探っていきます。
動画編集の重要性
動画は現代のコンテンツ制作において欠かせない要素です。
ビジネス、教育、エンターテインメントなど、さまざまな分野で動画が活用されています。
動画編集は、以下の点で重要です。
重要なポイント
- 伝達力
- プロフェッショナルな印象
- クリエイティビティの表現
1.伝達力
動画は、テキストや静止画よりも情報を効果的に伝える手段です。
映像と音声を組み合わせることで、メッセージが視聴者に鮮明に伝わります。
また視覚で捉えることで、物事を直感的にイメージし、理解しやすくなることもポイントです。
2.プロフェッショナルな印象
高品質な動画は、プロらしさをアピールします。
ビジネスプレゼンテーションやYouTubeチャンネルなどで、高品質な動画を作成することで信頼性を高めることもできます。
しかしその逆に、低品質な動画では素人臭さを際立ててしまう可能性もあります。
動画を作成するのなら、品質にこだわらなければなりません。
3.クリエイティビティの表現
動画編集はクリエイティブなプロセスです。
映像、音楽、エフェクトを組み合わせてオリジナルの作品を生み出すことができます。
しかし、オリジナリティーを出さずに誰かの真似をしてしまうと、視聴者に「どこかでみた」「ありきたりだな」とネガティブな印象を与えてしまうでしょう。
Filmoraの人気
Filmoraは、初心者からプロまで幅広いユーザーに支持されている動画編集ソフトウェアです。
使いやすさと高機能性が特徴であり、YouTubeクリエイターやビジネスプロフェッショナルに愛用されています。
特に直感的に操作できること、無料で使えるテンプレートが豊富なこと、さらに最新機能を順次投入することで最先端の技術に触れられることも魅力の1つです。
現在ではシリーズが13まで続いています。これも人気があるがゆえ、シリーズが途絶えることなく更新されているんです。(2024.4.8現在)
そして、Filmoraには有料版と無料版の2つのバージョンがあります。
以下にFilmoraの無料版と有料版の違いを解説していきます。
Filmoraの無料版と有料版の違い
無料版の制限
Filmoraの無料版は以下の制限があります
1.動画の出力にウォーターマークが表示されるのが決定的な違い
Filmoraの無料版では、動画を出力する際にウォーターマークが表示されるのが決定的な違いです。
このウォーターマークは、上記の写真のように大きく目立つFilmoraのロゴやテキストが挿入されるものです。
無料版を利用して動画を制作する際には、その作品にFilmoraのマークが必ず表示てしまうと認識しておきましょう。
こんなウォーターマークが表示されてしまうので、もちろんプロとしての仕事にも、YouTubeなどの動画制作でも使えないのではないでしょうか。いやいや、個人で楽しむ場合にもこのウォーターマークは邪魔でしかありませんよね。
ちなみに、ファイルを出力(エクスポート)する際に、Wondershareのアカウントの入力を求められます。
Wondershareのアカウントがない方は新規作成する必要があり、それを作成しないとエクスポート画面までたどり着けません。
2.エフェクトやツールがAIクレジット消費か利用できない
Filmoraの無料版には、有料版で提供されている一部の高度なエフェクトやツールが利用できません。
基本的にはすべてのエフェクトが使えるようですが、AIクレジットを消費して使用できるAIポートレート、NewBlue FX Boris FXが使用できないようです。
また、有料版ではAIツールが無制限に使えたりするのですが、無料版ではAIクレジットを消費する必要があります。
無料版だけではなく、永久ライセンスもそれに当てはまります。
自動文字起こし、AI画像生成などの複数の機能が対象になっています。
1年プラン、マルチプラット1年プランは無制限です。
3.アップデート対応なし
細かなアップデートがあったとして、無料版ではそれに対応しておりません。
アップデートで機能が追加されたり、セキュリティーに対応するものがあっても、無料版ではダウンロード時のままということになります。
無料版の制限
- ウォーターマークの表示
- エファクトやツールの一部がAIクレジットを消費するか利用不可
- アップデートに対応しない
Filmoraの有料版の特徴
※永久ライセンスで出力した動画の画面
Filmoraの有料版は、無料版と以下の違いがあります。
1.ウォーターマークなしで動画を出力できる
Filmoraの無料版では編集した動画を出力するとウォーターマークが入ってしまいますが、もちろん有料版では動画を出力してもウォーターマークは表示されません。
どんな使い方でもどんな方でも、ウォーターマークが入っていると気になってしまうはず。
この点は、あなたがYouTubeなどで収益化を目指しているのなら、絶対に対処しておきたいこと。
副業でも本業でも、収益化して金銭を得るプロとしてなら、ウォーターマークが入ってしまうことは避けましょう。
ウォーターマークがないことで、作品に余計なロゴやテキストが挿入されず、よりクリーンでプロフェッショナルな仕上がりを実現できます。
また、ビジネス利用やクライアント向けのプロジェクトにおいても、品質の高い動画を提供するための要件となります。
2.エフェクトやツールが制限解除
無料版では制限があったエフェクトやツールは、Filmoraの有料版では利用可能になります。
しかし、永久ライセンスでも、AI機能を使用するのにはAIクレジットを消費する必要があります。
3.アップデートに対応
Filmoraの有料版では、すべてのアップデートに対応します。
ただ大型のメジャーアップデート、例えば13から14へは対応していません。
13を購入したら13の細かなアップデートには対応します。
有料版の特徴
- ウォーターマークがない
- エファクトやツールの制限解除だがAI機能はクレジットの消費が必要な場合も
- アップデートに対応
副業としての動画編集にFilmoraは適しているか
副業としての動画編集は、近年急速に需要が高まっています。
YouTubeやSNSなどの動画プラットフォームの普及により、個人が動画コンテンツを制作し、収益化する機会が増えています。
また、企業や個人事業主も、プロモーション動画や広告コンテンツの制作を外部に委託する需要が増えています。
Filmoraは、その使いやすさと高機能性から、副業としての動画編集に適していると考えます。
それは、初心者から中級者まで幅広いユーザーに対応した機能と操作性、豊富なエフェクトやツールを提供されているからです。
また、有料版を利用すれば、プロと見栄えの良い動画を制作することが可能です。
副業としての動画編集を始める際には、Filmoraのような使いやすいソフトウェアを活用することで、効率的にクオリティの高い動画を制作し、収益を得ることができます。
ちなみに、使いにくかったり操作性が悪い編集ソフトだと、操作を覚えるのに一苦労してしまうこともあるでしょう。
もちろん、プロの世界で使われている動画編集ソフトを使いこなせれば良いのですが、そこまでが大変だったりします。
まずはFilmora等の比較的とっつきやすい動画編集ソフトで、動画編集に慣れることから始めるのも良いのではないでしょうか。
Filmoraでの動画制作の可能性について考察
Filmoraで動画編集をして、それを活用したYouTubeやTikTokでの活動は、多くの可能性を秘めています。
YouTubeでは、個人のチャンネルを開設し、様々なジャンルの動画コンテンツを制作して収益を得る手助けをしてくれます。
Filmoraの使いやすさや豊富なエフェクト、トランジション、音楽ライブラリなどを活用すれば、プロフェッショナルな動画を制作することが可能です。
そんな私も、YouTubeチャンネルをいくつか持っているのですが、はじめの頃はFilmoraで作成した動画もたくさん公開しております。
個人的な考えでは、Premiere Proで作成しようが、FCXで作成しようが、そこまで見劣りしないのではと考えております。
というか、Filmoraで作ったのか他の動画編集ソフトで作成したのかどうかは、視聴者は判断できないでしょう。
また、TikTokでは短い動画コンテンツを制作し、幅広い視聴者にアピールすることができます。
Filmoraの編集機能を活用すれば、クリエイティブなエフェクトやフィルターを追加し、より魅力的な動画を制作することができます。
さらに、Filmoraを活用した企業のプロモーション動画制作も可能です。
企業は、自社や商品・サービスの魅力を伝えるために動画コンテンツを積極的に活用しています。
Filmoraを使えば、簡単にプロフェッショナルなプロモーション動画を制作することができます。
企業のニーズに合わせて、効果的なストーリーテリングや映像表現を行い、ブランディングやマーケティング戦略の一翼を担うことがでるでしょう。
ただし、動画編集ソフトの指定がない場合に限ります。
Filmoraを活用したYouTubeやTikTokでの収益化は、無理ではありません。
副業としての収益化を目指すのなら、まずは使いやすいFilmoraからはじめるのもいいと思います。
まとめ
Filmoraの無料版と有料版にはそれぞれ特徴があり、利用目的に応じて適切なバージョンを選ぶことが重要です。
無料版でも使えるのか気になるところですが、やっぱり大きなウォーターマークは邪魔でしかありません。
YouTubeやTicTokへの投稿でも、個人での使用でもこのウォーターマークは目障りです。
なのでFilmoraで収益を得たい方は、有料版のどれかのプランを選びましょう。
とりあえずFilmoraを試してみたいというお試しや体験版としてなら、一度触ってみるのもいいのではないでしょか。
それ以外の方は、是非とも購入して使用しましょう。
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