自宅でナレーション録音を始めたいけど、マイク選びで迷う人は多いでしょう。
プロの世界でも、マイクで声の印象は大きく変わるので、最初の1本は重要です。
この記事では、PR映像を制作し、多くのナレーター収録にも利用できる初心者でも選びやすい宅録用マイクについて解説します。
さらに価格帯ごとの特徴や扱いやすさ、音の傾向をまとめました。
また、宅録環境でよくある部屋の反響やパソコンとの接続など、初心者がつまずきやすい点も説明します。
宅録やナレーションでプロのような高い音質を目指すならきっと参考になるはずです。
宅録・ナレーション用マイクの種類とは?

出典:Amazon
宅録やナレーションで録音を考えているなら、まずマイク選びが大切ですが、マイクといっても種類があります。
実際マイクには大きく分けてコンデンサーマイクとダイナミックマイクの2種類があり、それぞれ特性が異なるのです。
ここでは主な宅録・ナレーション用マイクについて解説しましょう。
コンデンサーマイク
コンデンサーマイクは高感度で、声の細かいニュアンスまで捉えられます。
スタジオ録音の定番で、高音から低音まで幅広い音域を録音できるため、ナレーションでは息遣いなども自然に録れるのが特徴です。
ただ、ファンタム電源(マイクなどに直流電流を供給する装置)が必要なうえ、湿気や振動に弱く、周囲の音も拾いやすいという短所があります。
防音対策がされた部屋での使用に適した機器です。
ダイナミックマイク
ダイナミックマイクは、ライブなどで使われる丈夫なマイクです。
感度はコンデンサーマイクより低いものの、周囲の雑音を拾いにくく初心者の自宅録音に適しています。
パソコンの音や部屋の反響をある程度抑えられるため、防音設備が整っていない環境でも扱いやすいでしょう。
ただし、高音の繊細な表現はコンデンサーマイクに劣るため録音した声が少しこもって聞こえることがあります。
マイクの指向性(音を拾う方向)について
宅録で重要なのは単一指向性(カーディオイド)のあるマイクです。
マイク正面の音だけを拾うため、余計な雑音を減らせます。
ほかにも全方向の音を拾う無指向性や前後の音を拾う双指向性もありますが、宅録ナレーションではあまり使いません。
宅録・ナレーション用マイクを探している場合、基本は単一指向性を選びましょう。
接続方法~USBマイク vs XLRマイク~
宅録では接続方法も重要です。
代表的な接続方法であるUSBとXLRについても解説しましょう。
USBマイク
USBマイクはUSBで接続するタイプです。
パソコンに直接つなぐだけで使えるのがメリットで、特別な機材は不要なため、初心者でも扱いやすいといえます。
しかし、音質と拡張性は次に紹介するXLRマイクに劣ります。
XLRマイク
XLRマイクは、オーディオインターフェースを使ってパソコンにつなぐ本格的なマイクです。
XLR端子という音響専門の端子を接続に利用します。
USB接続に比べて少し手間はかかりますが、音質が良く高品質なマイクがラインナップされているため機材をアップグレードしやすいのが特長。
プロのような音質を目指す方におすすめです。
ただしこのようなタイプのマイクはコンデンサーマイクがほとんどで、もし使う場合は+48Vファンタム電源に対応したオーディオインターフェース(マイクや楽器をPCに繋ぐための機器)が必要です。
宅録・ナレーション用マイク選びのポイント

宅録では、部屋の環境や求める音質によって適したマイクが変わります。
クリアな音質を求めるならコンデンサーマイク、ノイズ対策を重視するならダイナミックマイクを選ぶと良いでしょう。
接続方法も簡単なUSBにするのか、本格的なXLRにするのかを考慮して自分の目的に合ったマイクを選んでみてください。
次の項目では、おすすめのマイクを種類別に紹介します。
初心者向けの宅録・ナレーション用マイク~1万円以下の低価格帯おすすめモデル~
宅録をこれから始める人にとって「まずどんなマイクを買えばいいか?」は大きな悩みです。
特にナレーション録音は声の細かなニュアンスがそのまま作品の印象につながるため、できればある程度のクオリティを確保したいところ。
とはいえ最初から高級マイクを買う必要はありません。
最近は 1万円以下でも十分に使える入門モデル が増えており、初心者の宅録デビューには最適です。
ここでは、ナレーション初心者でも扱いやすく、コスパと音質のバランスに優れた
1万円以下で買えるおすすめマイクを タイプ別に わかりやすく紹介します。
① USBマイク(インターフェース不要・PCにつなぐだけ)
USBマイクは宅録・ナレーション用マイクを探している初心者にとって手軽に利用できるタイプです。
ただし、手軽といっても機能が本格的なものも少なくありません。
ここではおすすめの3モデルについて紹介しましょう。
FIFINE (ファイファイン)K669B(実売4,000円前後)
初心者の宅録デビューで最も選ばれているUSBマイク。
低価格ながら音の抜けが良く、声の輪郭をしっかり捉えてくれる点が高評価です。
USB接続するだけで録れる手軽さに加え、マイク本体にボリュームツマミを搭載しているため、
初めての収録でも「音量が小さすぎた/大きすぎた」が起こりにくいのもポイント。
環境ノイズが多少あっても音がおかしくなりにくく、ナレーション入門に最適です。
FIFINE AmpliGame A6V(実売6,000〜7,000円)
先ほど紹介したFIFINE(ファイファイン)ブランドのゲーミング向けマイクとして有名ですが、実は声の録音品質がとても良く、ナレーションでも十分使える性能を備えたUSBコンデンサーマイクです。
ポップフィルター付きで破裂音も軽減され、コンデンサーマイクでありながらファンタ無音源不要でUSB接続だけで収録環境が整います。
また、自動ゲイン調整モードが優秀で、声量の変化による音割れが起きにくい点も魅力。
「部屋が静かではないけれど、なるべくクリアに録りたい」という人におすすめです。
Maono(マオノ) AU-A04(実売8,000〜9,000円)
宅録スターターキットとして大人気のMaonoブランドのUSBコンデンサーマイクです。
マイクアーム、ショックマウント、ポップガードがすべて付属しているため、箱を開けた瞬間からほぼプロ環境が完成するコスパ最強モデルです。
音質は柔らかめでナレーション向き。低ノイズで声の細かい表情を拾ってくれます。
「1万円で宅録・ナレーション用マイクに必要なもの全部そろえたい」という人に最もおすすめです。
②ダイナミックマイク(外音を拾いにくく宅録向き)
外部音源など必要なものは多い分、環境に左右されにくく本格的な音声を録音できるダイナミックマイク。
USB接続ほど敷居は低くないものの、それに見合った本格録音を実現します。
ここでは初心者におすすめな1モデルを紹介しましょう。
Audio-Technica AT2020(実売1万円前後)
初心者の登竜門として世界中で売れ続けているエントリーモデルです。
本来は1万円台前半の価格帯ですが、セール時や中古では1万円前後で狙えるため、予算1万円ラインで最もコスパが高い入門コンデンサーマイクとして人気があります。
音質はフラットで癖がなく、ナレーションでもボーカルでも使いやすい万能型。
初めて声を録った瞬間「自宅でこんな音が録れるのか!」と驚くほどのクリアさがあります。
とにかく失敗しない定番モデルを選びたい人におすすめで、累計販売数200万本の理由が納得できます。
③ XLRマイク(本格派への入口)
XLRマイクは接続機器など敷居が高めなものの、初心者でも十分検討できます。
また、マイク自体も比較的安価でなおかつ高品質なものが多く、実はコストパフォーマンスに優れている面もあるのです。
ここでは特におすすめしたい定番マイクを紹介しましょう。
Behringer(ベリンガー) Ultravoice XM8500(実売3,000円前後)
1万円以下でプロっぽい音を狙うなら最有力候補の宅録・ナレーション用マイクです。
ライブ現場で使われるダイナミックマイクと同等の頑丈さを持ち、声の芯をしっかり捉えつつ外音を拾いにくいので自宅録音に強い仕様です。
XLR入力のオーディオインターフェースが必要ですが、将来的に機材をステップアップしたい人には最もコスパの良い選択肢といえるでしょう。
ドイツの音響メーカーがリリースするクオリティに圧巻です。
番外編:XLRマイクに必要なおすすめオーディオインターフェイス
XLRマイクは一流の音響メーカーがひしめくジャンルで、実は宅録・ナレーション用マイク選びが最も楽しいジャンルです。
しかし、使用するにはオーディオインターフェースと呼ばれる接続機器が必要。
ここでは初心者が使いやすいおすすめモデルを紹介しましょう。
1. Focusrite ( フォーカスライト ) Scarlett 2i2 Gen4(実売3万円前後)
世界的に人気のScarlettシリーズの最新モデルでUSB Type-Cに対応しており接続も安定しています。
「AIRモード」を搭載しており、スタジオ機材の音質を再現できるのが魅力です。
さらに、初心者でも安心して録音できるオートゲイン機能が付いており、入力レベルを自動で調整してくれます。
もちろんXLRマイクにも対応しており、コンデンサーマイク用のファンタム電源も供給可能なため、ナレーションやボーカル録音に最適です。
ロック発祥の地の一つであるイギリスらしい本格モデルといえるでしょう。
2. Steinberg(スタインバーグ) IXO12(実売1.5万円前後)
小型軽量ボディに高音質コンポーネントを詰め込んだモデルです。
録音や配信に便利な機能も凝縮されており、PCやMacだけでなくiOSでも使用できます。
簡単なセッティングですぐに録音を始められるため、初心者でも扱いやすい設計になっているのも特徴。
カラーは白と黒の2色展開で、好みに合わせて選べるのもポイントです。
価格を抑えつつも確実な音質を確保できるため、初めてのXLRマイク録音におすすめで、気軽にドイツが誇る世界最大手メーカーの品質を体験できます。
3. YAMAHA AG03mk2(実売2万円前後)
YAMAHAがウェブ配信向けに開発したミキサータイプのオーディオインターフェイスです。
PCやMacだけでなく、アナログ4極端子を使えばAndroid端末でも使用できます。
DSPを搭載しており、トーク用のコンプレッサーや歌にかけられるリバーブなど機能が非常に充実しているのも魅力。
さらにボディは小さいながらパワフルな性能を持ち、ナレーションやボーカル録音だけでなく簡単なライブ配信まで幅広く対応できます。
直感的に操作できることやおなじみの日本メーカー製品のため、初心者でも安心です。
まとめ
今回は宅録・ナレーション用マイクについて紹介しました。
宅録でナレーションを始めたい初心者にとって、マイク選びは作品のクオリティを左右する重要なポイントです。
ただし、選ぶ際にはいくつか注意が必要で、例えばコンデンサーマイクは声の細かいニュアンスをしっかり録れる一方、防音環境が求められます。
また、ダイナミックマイクは雑音に強く、自宅録音でも扱いやすいのが特徴。
USBマイクはパソコンに直接つなぐだけで使え、手軽に録音できますが、音質や拡張性はXLRマイクに劣ります。
そして、XLRマイクはオーディオインターフェイスを介して接続する本格派で、音質が良く機材のアップグレードもしやすいため、長く使える選択肢です。
このように自分の録音環境や目的に合わせて、今回紹介したモデルを中心に最適なマイクを選ぶことが宅録ナレーションの成功の鍵となります。
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