なぜサブスクが良いの?
様々なサービスで、買い切り版を残しつつサブスクリプション版が用意されていたり、はたまた買い切り版がなくなり全てのサービスがサブスク版だけになったり・・・。
近年あらゆるサービスがサブスクリプション、いわゆるサブスクサービスでの提供へと変化しています。
実際、ソフトウェアの分野でもMicrosoft OfficeのMicrosoft 365やAdobe PhotoshopのCreative Cloudなどがサブスクサービスとしてサービス提供されているのも事実です。
もちろん、動画編集ソフトの分野でもその流れは顕著で、定番動画編集ソフトのパワーディレクターもPowerDirector365(パワーディレクター365)としてサービス提供を行っています。
そこで今回、このパワーディレクター365のサブスクはどういったものなのか、なぜサブスクが良いのかといった疑問に対して特徴やメリットを解説し、詳しくまとめてみました。
パワーディレクターのサブスク!PowerDirector365とは?
PowerDirector365(パワーディレクター365)の概要についてまず解説しましょう。
パワーディレクター365とは、台湾のソフトウェアメーカーであるサイバーリンク社からリリースされているサブスク形式の動画編集ソフトです。
同名のパワーディレクターは日本国内の販売数で8年連続ナンバーワンのシェアを誇る人気の動画編集ソフトとして知られています。
高額な動画編集ソフトが多い中、パワーディレクターは安価に購入でき、その価格以上に高性能な編集機能から現役のYouTuberからも支持されていることで有名です。
このように人気の動画編集ソフトのサブスク版、パワーディレクター365の特徴や主な機能、料金や費用を紹介します。
これらのポイントを知ることで、パワーディレクター365の全体的な特徴が見えてくるはずです。
パワーディレクター365の主な機能
パワーディレクター365は低価格で多機能なパワーディレクターのフラッグシップモデルであるPowerDirector Ultimateの機能をすべて利用できます。
このように多くの機能を持つパワーディレクター365の主な機能として挙げられるのが次の4つです。
ポイント
- グリーンスクリーンの合成
- タイトルの自在なデザイン
- 多彩な編集モード5種類
- ユニークなツール
グリーンスクリーンの合成
まず、クロマキー合成による背景のグリーンスクリーンの合成ができます。
これは、背景を自由な画像にできる動画背景の切り抜き機能で、例えば自宅で撮影しているのに背景は黒一色、あるいは別の画像という映像を作り出せる機能です。
YouTubeで見られるシーンとして本人の切り抜きが合成されているゲーム実況の動画が挙げられます。
パワーディレクター365ではこのように本格的な動画編集も自由に可能であり、簡単な操作で動画の合成を実現可能なのが特徴です。
タイトルの自在なデザイン
タイトルを自由にデザインできるのもパワーディレクター365の特徴といえるでしょう。
パワーディレクター365を活用してアニメーションやテンプレートを利用したタイトルデザインやカスタマイズが可能です。
多彩な編集モード5種類
パワーディレクター365最大の特徴は多彩な編集モードの搭載と言えるでしょう。
パワーディレクター365には次に挙げる5つの編集モードが用意されています。
5つの編集モード
・360°エディター
・自動モード
・スライドショークリエーター
・ストーリーボードモード
・タイムラインモード
まず、360°エディターは360°カメラの映像を編集するモードです。
近年の動画の中には全方向を撮影したカメラで投稿されたものも多く出てきました。
一方で、超広角レンズを2枚使用した特殊なカメラで撮影された動画は、従来の動画編集ソフトで編集することが困難です。
しかし、パワーディレクター365では、このように特殊なカメラで撮影された動画であっても専用の編集モードに設定することで、簡単に動画編集ができます。
次に自動モードは、パワーディレクター365の特徴的な編集モードといえるでしょう。
パワーディレクター365では近年のトレンドであるAIを動画編集のアシストとして使用しています。
自動モードで編集すれば、AIによって自動で簡易的な動画編集を行ってくれるため、編集時間を大幅に削減できる点がメリットです。
3つ目のスライドショークリエーターは、写真をつなぎ合わせて簡単にスライドショーの作成ができるようになっています。
手元の写真画像もパワーディレクター365なら、すぐにスライドショー動画にしてくれるでしょう。
4つ目のストーリーボードモードは、パワーディレクター365の初心者向け編集モードです。
難しい操作なしに動画編集が可能になります。
5つ目はタイムラインモードで、これはパワーディレクターシリーズの標準的な編集モードといえるでしょう。
高機能な動画編集を気軽に扱えるパワーディレクターの特徴的な編集モードは、パワーディレクター365でも自在に利用できます。
ユニークなツール
パワーディレクター365は、編集をアシストする様々なツールも用意されているのも特徴です。
まず、アクションカメラ機能では、アクションカメラの動画にありがちな手振れの修正を行ったり、速度調整、ズーム・パン、レンズ補正といった機能が使用できます。
次に音声もAIによるクリア化や、場面転換、映像のカラー変更、鮮やかさの調整などなど、これまで培ってきた技術を惜しげもなく利用できるのもパワーディレクター365が持つ特徴です。
パワーディレクター365の料金や費用
PowerDirector365は、年間契約で料金を払うサブスクリプションサービスとして知られています。
気になる料金は、通常1年で8,980円となりますが、キャンペーン期間中は6,700円で契約できる場合もあるため、こまめに公式サイトをチェックしましょう。
通常時の金額を月換算するとわずか750円程度で高品質な動画編集環境が手に入ることになります。キャンペーン期間中に契約すれば、月々558円なんて激安になっちゃうこともあります。
なお、補足としてパワーディレクター365の環境に加えて写真や音声の編集ソフトも利用できるディレクタースイート365というサブスクも提供されています。
こちらは年間16,480円です。
より本格的な編集をしたい方は検討してみましょう。
ちなみに買い切り版で一番安いPowerDirector Ultraだと12,980円となっていて、セールはあまりありません。
初年度の費用はサブスク版の方が安く済みます。
2年間使った場合では、サブスク版の方が費用が高くなってしまいますが、それ以外にも多くのメリットがあるので以下で紹介します。
なぜ、サブスクのパワーディレクター365が良いの?
PowerDirector365はここまで紹介したように高機能な編集ソフトといえます。
しかし、なぜパワーディレクター365の方がよいのでしょうか。
機能が同じであれば買い切りのパッケージ版を購入すればよいはずです。
それでもサブスク版のパワーディレクター365が良いのは次の点でかなりメリットがあることが挙げられます。
そのため可能であれば、通常版ではなくパワーディレクター365を導入した方が良いでしょう。
メリット
- 契約中は常に最新版へアップデート
- より多くのAI機能がついている
- 短期間の利用で安い
契約中は常に最新版へアップデート
サブスク版共通のメリットとして契約中は常に最新版へのアップデートが受けられることです。
パワーディレクター365でも常に最新の機能をアップデートしてくれるので、動画編集の新しい技術をどんどん体験できる点はおすすめできるポイントとして挙げられます。
買い切り版では、新しいバージョンが発売されてもいつまでも購入したバージョンを使い続けるしかありません。
新しい機能などが実装されても、使うことができないのです。
現状のまま長期間使い続けることができる方なら、買い切り版でもいいと思いますが、常に新しい技術や機能に触れていたい方はサブスク版を検討しましょう。
より多くのAI機能がついている
パワーディレクター365はAI機能が充実しています。
たしかにパワーディレクターの買い切り版でもAI機能はついていますが、AIを利用した背景除去、画像生成、ステッカー作成といった機能はパワーディレクター365のみの導入です。
また、生成AI用クレジットと呼ばれるサイバーリンクのAIを利用できる回数も多めになっているため、頻繁にAIを利用する方にもおすすめといえます。
今後、ますますAI技術が盛んになってくると思われます。
様々なAI機能を試せるのは、サブスク版しかありません。
短期間の利用で安い
パワーディレクター365は先ほどの料金面でも解説したようにキャンペーン期間外でも年間8,980円で利用できます。
2年間使えば17,960円です。
一方、通常版でパワーディレクター365に相当するPowerDirector 2024 Ultimateは16,980円です。
とりあえず本格的な動画編集を試してみたいという人にとって、1年間だけ使うならサブスクの方が圧倒的に安いんです。
さらに、2年程度利用していみたいという人にとっては、買い切り版でもサブスク版でも価格面であまり差がありません。
まとめ
PowerDirector365(パワーディレクター365)は、人気動画編集ソフトのパワーディレクターのサブスクリプションサービスです。
多彩な機能を搭載し、常に最新のバージョンを利用できるのも特徴と言えます。
一年の利用を考えると価格面でもメリットがあり、とりあえず動画編集をしてみたいという方もコスト面で気軽に利用できるでしょう。
2年間使うことを考えておくと、PowerDirector Ultimateとの価格差はあまりありません。
それなら、最新アップデートを受けることができるサブスク版を使ったほうが、多くのメリットがああるのではないでしょうか。
個人的には、魅力たっぷりのサブスク版のPowerDirector365がおすすめです。
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