昨今では、WEBで仕事を受けられるクラウドソーシングサービスが普及し、仕事の休みの空いた時間に副業で動画編集を請け負っている方も多くいらっしゃると思います。
休みの時間だから副業以外にもしたいことはあるけど、動画の編集が終わらない!そんなあなたのために作業効率を上げるツールとして紹介したいのが、多機能マウスです。
この記事をご覧になっている方には、一度は多機能マウスを検討し、Amazonや楽天といったオンラインストアで見たことがある方も多いと思います。
しかし、多機能マウスといっても種類が多く、一体何を選んだら良いのか難しいと感じていませんか?
そこで今回は、その多機能マウスとはどんなもので、どんな種類や用途があるか、さらにその選び方、そしてその中でもおすすめのマウスを5つ選んで紹介していきます。
多機能マウスのあれこれ
多機能マウスとは
そもそも、初めに多機能マウスと聞いて、それが何か分からないという人もいるでしょう?
多機能マウスとは、読んで字のごとくで、さまざまな機能を追加したマウスです。
基本的なマウスといえば丸い形をしてボタンが2つにチルトホイール1つのものが一般的ですが、多機能マウスの場合だとボタンの数が4個以上だったり、チルトホイールが横方向に動かせたり、マウスカーソルの速度を変えたりなどさまざまなものがあります。
多機能なマウスと聞いてゲーミングマウスのことをぱっと思いつく人もかなり多いと思いますが、このようなマウスが役に立つのはゲームだけではありません。
そう、動画編集にもとても役立つんです。
多機能マウスはなぜ動画編集にお勧めなのか?
多機能マウスの多くは専用のアプリを各メーカーで用意されており、それを使う事でボタンに好きな操作を割り当てることができます。当然この動作にはショートカットも割り当てらえる場合もあります。
例えば動画の停止や再生、シークバーの移動、トリミングといった良く使う操作をボタンに割り当ててしまえばマウスを動かさず、あるいはマウスを離してキーボードを操作するといった手間が省けます。
また、マウスカーソルのスピードをあえて遅くすることで、細かい編集作業もやりやすくなります。このような動作の短縮は、1つ1つの作業時間では大した時間ではないかも知れません。
しかし動画編集には、どうしても長時間要してしまいますよね。
簡単なカットやトリミング、テロップを入れるだけの編集だとはいっても、最低でも数時間を必要とします。
短縮された時間を積み重ねていけば、動画1本の編集にかける時間の節約につながり、決して軽視できないものです。
特に仕事が終わった後の時間を副業に費やしている方にとっては、時間の節約は翌日のパフォーマンスに直接繋がる要因になります。
多機能マウスを使いこなせば、動画編集の作業効率が上がるため、動画編集者にはおすすめのアイテムなのです。
では、次の項目でどのような多機能マウスがいいのかを解説してきます。
ポイント
・編集操作をボタンに割り当てて作業効率アップ
・作業効率は時短に繋がり作業時間を早める
多機能マウスの選び方
ボタンの数
多機能マウスのボタンは種類によって様々で、多いものでは20個以上のボタンがあるモデルもあります。
もちろんボタンは、多ければ多いほどマウスもかさばり重くなるので取り回しが悪くなってしまいます。
また多くのボタンはあるのはいいけど、ほとんどが使わずにいるなんてこともありえます。
多機能マウスを選ぶ際には動画編集で良く使うキーをリストアップして、それに合う適切なマウスを選びましょう。登録したいキーの数にもよりますが動画編集などの仕事用なら5~8個ぐらいが丁度良い数です。
解像度(DPI)の調整
DPI(Dots Per Inch)マウスのスキャン解像度を数値にしたもので、この数値が高いほどマウスカーソルの早さが上がり、逆に低いと遅くなり、通常のマウスの場合だと大体は800DPIに設定されています。
多機能マウスはこのDPIを切り替えや、ものによっては自由に調整でき、動画の細かい編集のためにカーソルを遅くしたい場合も自由に可変することができます。
マウスの接続方法
マウスとPCの接続方法にはワイヤレスと有線の2種類があります。
有線とワイヤレスそれぞれにメリットとデメリットがあるので、選ぶ際には注意しましょう。
少し値が張りますが、両方に対応しているマウスもあります。
有線接続
PCとマウスをUSBコネクタなどで接続する形式です。
こちらは古くから使われているタイプで、ほとんどの方は知っているものでしょう。
マウスへの電力の供給はPCから行われるので電源の心配はなく、また接続に対して電波による干渉もありません。
有線なら、反応速度の遅延等の心配もなく使用できます。
もちろん無線ではないのでレシーバーなどのデバイスを後付けで買う必要もないし、特に拡張するものを必要としません。
有線接続のデメリットとしては、ケーブルでの接続なのでコードが邪魔になる場合や、ケーブルの長さによりますがPCから余り遠い所には置けません。
ワイヤレス接続
ワイヤレス接続は、PCとマウスの接続を無線で接続する形式です。
無線の規格は、電波や赤外線の2種類があります。
メリットとしてはケーブルがないのでコードが邪魔になることはなくなり、本体から離れた場所でも操作できます。また、赤外線接続の場合はPCにレシーバーが内蔵されているモデルも増えてきています。
デメリットは無線に別の無線が干渉する場合があり、動作が不安手になることがあります。
また電源をPCから供給できないのでマウスを動かす電池を内蔵する必要があり、充電もしくは電池の交換が必要になりってしまいます。
マウスの形状
多機能マウスには、通常の丸みを帯びたデザインの他にも、エルゴノミクスマウスやトラックボールマウスといった形状のマウスもあります。
もちろん単にデザインの違いだけではなく、扱いやすさや長時間の作業でも疲れにくいなどの差がでてきます。
余裕があるのであれば、マウスの形状にもこだわっていきましょう。
マウスの形状は、大きく分けるとノーマル・エルゴノミクス・トラックボールの3種類あります。
ノーマル
出典:楽天市場
ノーマルは、一般的な丸みを帯びた形状のマウスの事を言います。
コンパクトなので小さい手の方でも扱いやすく、かさばらないので外出して作業する場合も持ち運びが楽です。
エルゴノミクス
出典:楽天市場
エルゴノミクスは、使用する人への影響を最優先してデザインされたマウスで、非常にユニークな形状をしたマウスが多いです。
こういったマウスは手首をひねらずに自然な角度で動かせるので、手にしっかりフィットして腕や手首の負担が少ないので、時間の使用でも疲れにくく、隙間時間の副業でも楽に作業できます。
動画編集など、長時間パソコンに向き合う仕事では、手の疲れをなるべく軽減できるマウスを使いたいものですよね。
トラックボール
出典:楽天市場
トラックボールマウスとは、マウスカーソルを操作できるボールがついてマウスです。
このボールを動かすことでマウスを動かさずにその場で画面のマウスカーソルを動かすことができます。マウスを動かさないので長時間使っていても疲れにくく、場所もとらずに作業ができます。
また、繊細な動作も素早くできるので、動画編集時の作業効率もよくなります。
ポイント
・多機能マウスには大きく分けるとノーマル・エルゴノミクス・トラックボールの3種類の形状がある
・ノーマルはコンパクトな一般的な形状
・エルゴノミクスは体への負担を軽減するように考えられている
・トラックボールは、ボールでカーソルを動かす為疲れにくく省スペースで使える
動画編集におすすめ多機能マウス5選
以上の選び方を踏まえて、おすすめの多機能マウスを5つ紹介していきます。
低価格帯ながらスペック良し ロジクールG ゲーミングマウス 有線 G300Sr
出典:楽天市場
G300Srは、ロジクール社製のマウスで、9個ボタンの有線モデルです。
専用のアプリの「Logicool G HUB」を使ってボタンの割り当てが可能で、制限がなく自由に機能を設定できます。
またDPIの詳細な調整が可能で、細かい動画編集に向いています。
Logicool G HUBにはアプリを自動で検出して、専用のプロファイルに変更してくれる機能があり、普段の使用と動画編集用とでプロファルの切り替えを、またマウス自体にも設定の保存が可能で3つのプロファイルまで保存できます。
値段も5,000円程と手が届きやすく、多機能マウスの入門としてはもってこいのマウスです。
有線・無線の接続の切り替えが可能 サンワダイレクト エルゴマウス 400-MA130
出典:楽天市場
エルゴマウス400-MA130は、サンワダイレクト製の5個ボタンのエルゴノミクスデザインモデルです。
より自然形でマウスが握れるので手首への負担が少なく、長時間の作業でも疲れにくいです。
5つのボタンはアプリで16の機能を割り当てが可能です。
DPIの速度もボタンで5つの早さに切り替えられます。
接続は有線・無線の切り替え可能で、無線接続は電波と赤外線の両方に対応しています。
電池の残量や現在のDPIをマウス上部のディスプレイで表示するので、充電のタイミングや今のマウスカーソルの速度がすぐにわかります。
手が小さい人でも扱いやすく動作も静か ロジクール ワイヤレスマウス M590GT
出典:楽天市場
M590GTは、ロジクール社製のマウスで7ボタンの無線モデルです。
形状がノーマルタイプなので丸みを帯びてコンパクト、手が小さい女性の方でも扱いやすいです。
ボタンの割り当ては専用のアプリで67個の機能から自由にできます。
マウスのボタンは静音仕様となっており、クリック音がその他のモデルと比べてかなり小さくなっているため、より動画編集に集中できるでしょう。
マウスのセンサーは「ハイプレシジョントラッキング」仕様で、一般的なデスクはもちろんのこと光沢のある表面、微細な柄/木目などの表面で使えるので、出先のカフェで動画編集の作業もできます。
トラックボールで省スペースでも細かい作業もできる エレコム M-DT2DRBK
出典:楽天市場
エレコム社製のトラックボール付きのワイヤレスモデルM-DT2DRBKは、8ボタンマウスです。
トラックボールがマウスの上面・真ん中についている一見変わったモデルで、細かい動作がしやすい差し指でボールを操作可能となっています。
またカーソルの速度を2段階で変更が可能で、かなり細かい作業を繊細にすることを可能にしています。
従来のチルトホイールもマウス側面についており、縦・横のスクロールが可能です。
ボタンの割り当ては複数の専用のアプリで自由に設定でき、また設定ごとにプロファイルを作って、場面に応じて切り替えることも可能です。
トラックボールの色はブラック以外にはレッドもあります。
ロジクール MX ERGO MXTB1s
出典:楽天市場
最後にご紹介するのは、ロジクール社製のフラグシップシリーズです。
エルゴノミクスデザインのトラックボールのマウスで、ボタンは8個あります。
専用アプリでボタンに機能を割り当てられ、アプリの自動検出もしてくれるので、動画編集アプリを立ち上げたら自動で設定が切り替わります。
エルゴノミクスデザインで手によりフィットするほか、マウスの傾斜角を20度に調整が可能で、より自然な形でマウスを握れるので長時間の作業でも疲れにくくなっています。
トラックボースの感度は速度を重視したスピードモードと、正確な操作が可能なプレシジョンモードの2種類があり、普段の使用や動画編集で使い分けられます。
まとめ
動画編集に使うマウスは、作業効率のアップを期待できる多機能マウスがおすすめです。
多機能マウスを選ぶポイントとしては、使い心地や、使用できるボタンの数や何を設定できるか、長時間使っても疲れにくいかを意識しましょう。
マウス一つで出来ることが増えれば、それだけ作業の効率があがるので、多くの動画を編集できます。
または、1日のノルマを早く終えることで、プライベート時間や睡眠時間を増やすことに繋がります。
多機能マウス1つで、作業効率アップと共に、パフォーマンスの改善も期待することに繋がるかも知れません。
さらには、動画編集以外にもネットサーフィンなどのPCの操作も快適になるので、作業効率を上げたいとお考えの方は、ぜひ検討してみてください。
こちらもCHECK
これで動画編集が捗る!快適かつ作業効率アップにおすすめの周辺機器5選!!
動画編集は、作業量が多く時間がかかるため、パソコンに向かい合っているとシンドイと感じることも多いです。 少しでも負担を軽くするために便利な周辺機器を活用しましょう。
続きを見る
関連記事
- 低遅延のBluetoothイヤホンが動画編集作業に与えるメリットを紹介!対応コーデックや選び方で変わる作業効率!おすすめのワイヤレスイヤホンを紹介!!
- BOSEのQuietComfort Earbuds IIをレビュー!完全ワイヤレスイヤホンの中でノイズキャンセリングは最強だけど音質はどう?Jabra ELITE85tと音質はどんな感じか比較!!
- ウルトラワイドモニターのおすすめはこれ!動画編集の作業効率化がアップする理由と魅力!大型ディスプレイの特徴とメリットを紹介!
- モニターアームの導入で動画編集の作業効率を飛躍的に向上させる方法!モニターアームのメリットや使い方・選び方などを紹介!!
- 外部ストレージのおすすめはこれ!動画編集に絶対必要な外付け大容量ハードドライブ(HDD)とSSDの重要性と選び方!!
- マジックマウスのメリットとデメリットを解説!MacbookMacユーザーが動画編集するのには欠かせないマウスはこれ?!