Vlogの撮影、またはそれ以外の動画の撮影時に、アクションカメラを使用したりしますよね。
GoProを代表とする小型のカメラって、画質も良く色々な場所にマウントできるので便利に使えると思います。
頭や胸、またはリュックのショルダーストラップなどはもちろん、車のダッシュボードやバイクのヘルメット、さらにはスノーボードの先端など場所を選ばず取り付ける事ができます。
しかしこの時、マウントがちょっと邪魔だったり面倒くさかったりと感じた事ありませんか?
例えば胸にカメラを取り付けたい時は、猫背矯正ベルトのようなマウントに肩を通し胸に固定するので手間がかかるしとても目立ってしまいます。
車のダッシュボードやフロントガラスに取り付けたい時も、吸盤の付いたマウントにネジで固定するのがちょっともたついてしまったりします。
しかしAKASOのキーチェーンという4K撮影できる小型カメラなら、そんな面倒な事をしなくても、色々なところに取り付けて撮影する事ができるんです。
今回は、4KVlog用のカメラAKASOのキーチェーンをの紹介とレビューをしたいと思います。
AKASOキーチェーンをレビュー!
AkASOキーチェーンとは?
出典:楽天
AKASOのキーチェーンはめちゃくちゃ小型で軽量なカメラです。
サイズは約33×63mm、重量はたったの36gしかありません。
まるでキーチェーンのようなコンパクトさからその名前が付いていているのも頷けます。
この小型カメラは、マグネットを使用していて磁石ベースと本体がくっ付く事により様々な場所に取り付ける事ができるんです。
例えば、胸や帽子に生地を挟む事により取り付けられるし、壁などに磁石ベースを取り付ければ、カメラをポンっと置くだけで簡単に取り付ける事ができちゃうんです。
この利便性の良さに加え画質も良く、4K30FPSでの動画撮影をする事ができます。
さらにはタイムラプス、ループ撮影、スローモーション撮影、バースト撮影と、高額なGoProなどにも負けない機能がたくさん搭載されているんです。
これを使えば、今までよりももっと簡単で快適に動画撮影ができると思います。
以前にクラウドファンディングのMakuakeで目標の5272%の支援を受けて大成功している実績もあり、かなり期待値が高い4Kカメラなんです。
カメラの固定
AKASOのキーチェーンを固定する方法はいくつかあり、どれも簡単に色々な場所に取り付ける事ができるようになっています。
磁石ベース
AKASOキーチェーンには、磁石ベースというプレートが付属しています。
厚さ5mm程度の楕円形のプレートなんですが、これとAKASOキーチェーンのカメラが磁力でくっ付くようになっています。
出典:楽天
この磁石ベースをシャツの内側に、カメラを外からくっ付けると、磁力により生地を挟み込み固定されます。
側から見ると、カメラだけがシャツに付いている状態になります。
そもそもAKASOキーチェーン本体がコンパクトな為、もしかしたらカメラに見えないかも知れません。
磁石ベースは薄いので、例えば帽子の中に入れて頭目線のカメラとして取り付ける事もできちゃいます。
これが凄く簡単で、胸にカメラを付けたい時にGoProならChestyというチェストマウントで肩と胸をベルトで留めるようにする必要があるし、頭ならヘッドストラップでこれもまた頭にベルトをする感じになってしまいます。
帽子にはクリップで生地を挟んで取り付けるマウントがありますが、これはネジでカメラを固定する必要がありちょっと面倒くさく感じてしまいます。
しかしAKASOキーチェーンなら、磁石ベースで挟むだけでカメラを固定する事何できちゃうのでかなり簡単だし、いかにもカメラを付けてますという感じに目立たなくて良いと思います。
ポビットスタンド
AKASOキーチェーンに付属しているポビットスタンドは、小さな三脚みたいな感じで使えるスタンドです。
そこにAKASOキーチェーンをスポッとはめ込むと、フリーハンドで使えるスタンドになります。
ポビットスタンドの台座から上は、時計回りに90度まで回転する事ができ、多彩な角度や視点で撮影する事ができます。
例えば、通常の使い方ならテーブルの上に設置し、少し上向きに自分の顔を撮影したり、または自分より高い位置の壁に取り付けて見下ろす感じの普段見慣れない視点で撮影する事もできます。
簡単クリップ
簡単クリップを使えば、薄い生地に挟んでAKASOキーチェーンを取り付ける事ができます。
例えばヘッドバンドに簡単クリップで留めれば、帽子がなくても頭にカメラを固定することができます。
またTシャツの襟元に取り付けても良いかも知れません。
出典:楽天
このようなスタンドやクリップなどを使うと、AKASOキーチェーンはどこにでも取り付けることができるようになります。
取り付ける場所は自由だし、発想によっては見た事がない映像も撮影する事ができそうです。
4K画質
出典:楽天
AKASOキーチェーンの画質は、4K30FPSで撮影できるとされています。
1080pの画質が主流だったYouTubeも、最近では4K画質の物が増えてきて、その需要の高まりが分かりますよね。
AKASOキーチェーンを持って屋外へ撮影に行き、色付いた木々や街の風景など隅々まで鮮明に高画質で撮影できると、映像から受ける印象が違ってくると思います。
4K動画ではパソコンによる編集が重たくなってしまう方は、2.7K80FPS、2.7K30FPS、1080P60FPSなど画質を落とすこともできます。
さらに手振れ補正機能が付いているので、高画質な映像がさらに見やすくなります。
手振れ補正は、EIS3.0のバランスシステムと6軸ジャイロスコープにより補正が効くようです。
バッテリー
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AKASOキーチェーンは4K30FPSでの撮影が、ワンタッチで約70分撮影する事ができます。
またAKASOキーチェーンはスマホのアプリとWi-Fi接続しプレビューを見ながら撮影する事もできるのですが、その状態では約43分撮影が可能になっています。
これがメチャクチャ長いかと言えば、そうではないかも知れません。
しかしキーチェーンのようなコンパクトな本体に搭載されているバッテリーを考慮すれば、十分な時間だと思います。
GoPro Hero9 Blackでも18分から1時間45分ぐらいとされているので、それと比較しても満足できるのではないでしょうか。
充電時間は90分で、USB-Cにより本体に充電できます。
視野角
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AKASOキーチェーンの視野角は120度。
視野角が大きければそれだけ、色々な情報が記録されます。
今まで見えていなかった部分まで、広く撮影する事ができます。
スマホアプリ
出典:楽天
AKASOキーチェーンはスマホアプリと連動して、撮影した動画をSNSに直接投稿したり、プレビューをみながら撮影したり、それこそ基本的な設定もアプリで行う事ができます。
iPhoneでもAndroidでも、「AKASO GO」という名前のアプリをApp StoreやGoogle Playからダウンロードします。
その後AKASOキーチェーン本体とアプリを連動させる為に、スマホの設定からWi-Fiを接続します。
本体の横にあるボタンの上側を長押しして電源を入れて、さらにもう一回押してWi-Fiの接続モードにしてからスマホの設定画面に行き、Wi-Fiの名前で「SNKCXXXX(XXXXは英数字が入ります)」と表示されているものをタップしてください。
パスワードは「1234567890」と入力すると接続されます。
Wi-Fiが繋がったら、「AKASO GO」を開きます。
「AKASO GO」を使うのには、ユーザー規約とプライバシー規約に同意する必要があります。
これには、アカウント、デバイス、場所、その他関連情報がAKASO GOによって取得してされるという内容も含まれています。
ちょっと不安な感じもしますが、AKASOキーチェーンを使う為には仕方ありません。
アカウントは、メールで新規作成するか、Facebookのアカウント、またはAppleのアカウントで作成できるようです。
とりあえず僕はメールアドレスでアカウント作成しました。
メールアドレスとパスワードを決めて「参加」をタップします。
中国製なので、この辺がちょっと日本語のニュアンスと違うん感じがしますよね。
次のページも日本のアプリならあまりに言わないような感じですが、とりあえず名前を入力するようです。
何と呼ぶと聞かれているのでニックネームでも良いのかなと思いましたが、「名前」「名字」と分かれていたので本名を入力しておきました。
その後位置情報の使用の許可をしておきます。
するとカメラに新しいファームウェアがあるようです。
早速ファームウェアをダウンロードして更新しました。
するとアプリにはアップグレード完了と表示しているのですが、カメラが全く反応しません。
電源を切ろうとしても全く反応しないんです。
そこで付属していたピンを、本体下にある小さな穴に差し込んでリセットする事で復旧する事ができました。
ファームウェアのアップデートで壊れてしまったと焦りましたが、何とか大丈夫そうで安心です。
設定
AKASO GOを開くと「発見」という項目が始めに出てきます。
「発見」って、日本語のニュアンスとは違うような気がしますが、「見つけよう」みたいな感じなんでしょうか、何やらユーザーによる動画がアップロードされている感じです。
僕が見た時は、英語でコメントされているのがあったので、日本限定とかではなく世界中のユーザーがアップロードしている感じだと思います。
ちょっととっつき難い感じがしました。
アプリの下にメニューがあり、そこに「デバイス」という項目があります。
「デバイス」をタップして開くと、AKASOキーチェーンの写真が表示されていて、その下に「カメラを接続」とボタンがありました。
それをタップするとプレビューのような画面になり、キーチェーンが映している映像が表示されます。
カメラの設定もそこからでき、右上のナットのような形のアイコンをタップすると、カメラを縦にした時や横にした時に映像が自動で回転するか、また風のノイズを低減、手振れ補正のオンオフなどが変えられるようになっています。
手振れ補正は、基本的な手ぶれ補正とスーパー手ぶれ補正、そしてオフの中から選択できました。
解像度は紙が3枚重なったようなデザインのアイコンをタップすると、いくつかの解像度の中から選択できるようになっています。
解像度の変更はこのアプリ内でしかできない為(カメラ側ではできない)アプリを使わないという選択肢は無さそうです。
画質
では早速画質のチェックをしてみたいと思います。
その前に、マイクロSDカードは付属していないので、自分で用意して挿入しておく必要があります。
AKASOキーチェーンの画質は4K30FPSで撮影しました。
同時にGoPro Hero Black9も比較する為に持って行き、そちらも4K30FPSで画角はSuperViewにして撮影しました。
AKASOキーチェーンは、Tシャツを磁石ベースで挟んで胸に取り付けてあるのですが、ちょっと水平ではなく斜めになってしまっています。
取り付ける時にもし鏡や姿が写る物があれば、そこで水平になっているか、またスマホに連動してあればそこのプレビュー画面で撮影前に確認するのが良いと思います。
まずはAKASOキーチェーンから見てみると、やはり4Kなだけあって綺麗に見えます。
発色は自然の色味という感じで、過度な味付けはされてないと思います。
フレームレートが30FPSあるので、ヌルヌルとまではいかない物の、普通に見る事が出ます。
手振れ補正もちゃんと効いていて、カメラを胸につけて歩いて撮影したのですが、上下の揺れはかなり抑えられていてみやすかったです。
以前APAMANのA80とA100というアクションカメラをレビューした事があったのですが、それだと手振れ補正を無理矢理している感じで映像がカクついたりしていたので、AKASOキーチェーンの自然に効く手振れ補正とは全く違ったように感じました。
一方GoPro Hero Black9は、手に持ってAKASOキーチェーン同時に撮影しました。
GoProの映像を観てみると、第一印象が明るくて綺麗だという事。
この日は曇っていて、カメラのどちらかが日陰にあったという事はないのですが、明らかにAKASOキーチェーンよりも露出が高いと思います。
さらには解像度の高さも大きく違いが見られます。
どちらも4Kのはずなのですが、AKASOキーチェーンは全体的にボヤけている感じがして、葉っぱの一枚一枚が鮮明ではありません。
次はもう少し分かりやすいように、パソコンで編集時の動画をそのままのサイズで切り抜いてみました。
AKASOキーチェーンは、色もベタ塗りっぽくなっているのがわかります。
また木の幹も見え方が全く違っていると思います。
GoProの動画を切り抜いてみるとこんな感じで、細かいとろこまで良く映っています。
画質を比べるとGoProの方が明らかに綺麗だと分かりました。
そう考えるとAKASOキーチェーンの4K画質というのはちょっと違うんではないかと思います。
※AKASOキーチェーン
フレームレートに関しては、歩いて撮影している分には違いは分かりませんでした。
GoProの方をSuperViewという超広角で撮影してしまったので、AKASOキーチェーンの120度という画角とは差がありますが、それでも狭いとは感じず広く撮影できていると思います。
そして手振れ補正もしっかりと効いていました。
※GoPro Hero Black9
GoPro9ほど強くはありませんが、安いアクションカメラよりは補正効果は高いと感じました。
最後に帽子に磁石ベースでカメラを取り付けて撮影してみました。
この時は、晴れ間がのぞき少し太陽の光がさして明るくなりました。
すると先程よりも露出が増え、色味が綺麗に表現されるようになりました。
ただスマホのプレビューを見ないで撮影したので、カメラは上を向いてしまっています(笑)
まとめ
AKASOキーチェーンは、Vlogカメラとされていますが、個人的にはアクションカメラとしても使える優秀なカメラだと思います。
壁に磁石ベースでカメラを取り付けたり、ポビットスタンドを使えば、Vlog用としてどこでも自撮りできるのが好印象です。
車のダッシュボードやバイク、またはスノーボードの先端などに取り付ければアクションカメラとしての用途もできると思います。
どれもAKASOキーチェーンが小型のカメラである事、そして固定器具がハイレベルな事がこの優秀さに繋がっていると思います。
映像はちょっと残念で、GoPro Hero Black9の4K30FPSと比較すると明らかに劣っていると感じました。
多分、画質的には4Kではないはずです。
しかし、GoProとの価格差が4倍近くある事を加味すれば、全然ありだと思います。
確かに4Kではないですが、比較せずに単体で観ればそこそこ綺麗な画質だと思います。
元に初めて撮影した映像を見た時は、綺麗だと思ったんです。
スマホなどの小さい画面で見ると、これがかなり綺麗に表示されますが、パソコンなどで引き延ばされるとちょっとアラが目立ってしまいます。
スマホでSNSに投稿するなどの使い方なら、綺麗な画質で観れます。
コスパ的に考えたら、かなり優秀なカメラではないでしょうか?
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