在宅で完結できる副業として、動画編集は非常に注目されています。
スキマ時間で簡単にできるものから専門的な案件まで、ライフスタイルに合わせて取り組むことができるのも魅力の副業です。
そんな動画編集ですが、実際に副業にしてみると意外なところで失敗してしまうこともあるでしょう。
知っていれば回避できる失敗も多いので、今回は挑戦する前によくある失敗談とその回避方法を紹介します。
さらに、動画編集を副業でした時の失敗談を、経験者にアンケートを取って聞いてみたので合わせて紹介します。
失敗1.動画編集スキルの学習方法がわからない
動画編集を副業にしようと思った場合、もちろん動画の編集ができなくてはいけません。
パソコンで様々なソフトウェアで作業した経験があれば、なんとなく操作すれば最低限の操作はできてしまいますが、知識ゼロの場合はそうもいかないでしょう。
独学で学べてしまう人は少数派です。
もちろんWEB上にはブログやYouTube動画などで情報発信をしてくれている人がたくさん居るので、独学でも学ぶことはできます。
しかし、これらの情報は綺麗にまとまっているわけではないため、効率的に学ぶのは難しいはずです。
例えば副業で編集作業をする場合、よく使うテクニックとそうでないテクニックがあったとして、どちらの方が有用なのか判断できる人は少ないでしょう。
ほとんど使い道のないテクニックを学んでも稼ぎに繋がらず、学習コストだけ大きくなってしまいます。
そのせいで挫折または収入を増やせず辞めてしまうというケースも少なくありません。
動画編集スキルの学習方法
学習方法がわからない人が学習の無駄を省くためには、動画編集スクールなどを利用するのが効果的です。
動画編集スクールはオンラインで完結しているため好きなタイミングで学習できますし、体系的に教えてもらえるので短期間で必要なスキルを身に着けることが可能になります。
具体的には副業の場合、3ヶ月から半年程度で十分なスキルを得られるはずです。
ポイント
動画編集スキルを学ぶためには、スクールで学ぶのが効率的。
失敗2.専門用語がわからない
動画編集をする上で、様々な専門用語が出てきます。
例えば講座動画などを視聴している中で、急に専門用語が出て来たら意味がわからず講座の内容自体が理解できないかもしれません。
もちろん専門用語を都度検索などすればある程度は解消できますが、学習の効率はかなり悪くなります。
まだ知らない専門用語が出てきて検索できるのは楽な方で、実際には逆のパターンもあるのが厄介です。
例えば編集中によくでてくる「キーフレーム」という用語があります。
動画はパラパラ漫画のように画像が連続していて、その中の1コマのことをフレームと呼ぶのが前提知識です。そして動画にキラキラした効果や発光させるといった効果を加える場合、どのフレームから効果を適応するのか指定する必要があり、その指定したポイントをキーフレームと呼びます。
このケースだと「動画の任意タイミングでキラキラさせたい場合どうすればいいのか」という疑問を持った時に、「キーフレーム」という言葉を知らないと欲しい情報になかなかアクセスできなくなってしまいます。
さらに最悪なケースだと、クライアントからの指示に専門用語が含まれていて、内容が理解できなかったり勘違いしてしまうケースがあります。
指定された仕様で納品できなければ作業のやり直しや、場合によってはキャンセルになって1円にもならないという可能性もあるでしょう。
専門用語で挫折しないために
こうした専門用語がわからない問題も、体系的に教えてくれる動画編集スクールなどを利用すればある程度解消できます。
もちろん独学で1つずつ覚えても構いませんし、動画編集スクールを利用しても結局は覚える必要がありますが、必要なタイミングで用語の解説を交えながら進めてくれるので学習ロスが非常に少なく効率的なのは間違いありません。
専門用語は学習するうえでハードルになっている一方で、覚えてしまえば非常に便利です。
少なくとも副業で動画編集をする場合、クライアントとのやり取りでも使うことがあるので覚えておくのは必須でしょう。
WEB上には動画編集に関係する専門用語をまとめたページなどもあるので、最低限目を通しておくことをオススメします。
注意ポイント
専門用語はどうしても覚える必要がある
失敗3.思ったより作業に時間がかかるという
動画編集の初心者にありがちなのが、作業時間が思っていたよりもかかるという事です。
要求されるスキルの低い「カット・テロップ」の編集のみでも、実際にやってみると非常に時間がかかります。特にテロップの編集はタイミングの調整なども必要になってくるので、想像の何倍も時間がかかることになるでしょう。
例えば10分程度の動画の編集でも、初心者なら8時間~10時間かかってしまうケースも珍しくないです。
これを解消するには、作業への馴れと効率化が必要になってきます。テロップの装飾や表示位置をテンプレート化したり、作業にショートカットキーをうまく使えるようになると時間短縮できるでしょう。
作業に馴れれば10分程度の動画なら3~4時間ほどで完成するようになるはずです。
さすがに動画編集をしたことがない段階で仕事を受注してしまうケースは無いと思うので、失敗に繋がるケースは少ないはずですが、動画編集を学ぶ前に想像していたほど稼げなくて辞めてしまう人は少なくありません。
動画編集時間で挫折しないために
いきなり長尺の動画から着手してしまうと、想像以上に大変で挫折しがちです。
そのため、動画編集の初心者のうちは短尺の動画編集からはじめるのが良いでしょう。
特に近年はショート動画の時流なので、15秒~1分程度の尺からはじめると挫折しにくくなります。簡単な動画編集を何度かこなしていると、コツを掴んで作業スピードがあがってくるはずです。
もちろん動画編集時間を短くするという意味でも、動画編集スクールは有効です。
独学ではなかなか気付けないような時短に繋がる機能が、編集ソフトに用意されているといったケースは少なくありません。
編集ソフトの便利機能を使いこなせるようになれば効率的に編集作業ができ、副業の稼ぎも大きくなるわけです。
ポイント
・短い尺の動画編集から始めてなれること
・動画編集スクールで効率的な操作を覚えるのも有効手段
失敗4.案件の獲得(営業)方法がわからない
動画編集のスキルを身に着けたとしても、勝手に仕事がやってくるわけではありません。
実際に作業する前に、自分で仕事をとってくる必要があります。つまり、動画編集を副業にするためには営業も必要になるということです。
元々何かしらのフリーランスとして活動していたのなら別ですが、多くの人は自分で案件を獲得して仕事をするという経験はないでしょう。未経験からだと、特にはじめの1件はどうやって案件をとってくればいいのかわからなくて当然です。
ここでつまずいて、動画編集スキルがあっても仕事にできないという人も多いのではないでしょうか。
また、ある程度の動画編集スキルがあっても本当に自分のスキルで仕事にできるのか不安な人も多いと思います。
普段自分が目にする動画はクオリティが高いものが多く、それらと比較してしまって自信が持てない人も多いです。
案件を獲得する方法
まず案件を得るためにはポートフォリオを用意する必要があります。
つまり、サンプルの動画を作って自分のスキルをアピールするわけです。
これが無ければ仕事を依頼する側としても、どの程度の動画が完成するか想像もできないので発注してもらえません。
ポートフォリオを用意すれば、自分の得意な編集やスキルレベルを伝える事ができます。それを見て依頼してくれたということは、自分のスキルを不安に思う必要がないという事でもあります。
依頼者がスキル不足だと思えばそもそも依頼されていないわけですから、必要以上に不安に思わなくて良いということです。
動画編集の副業においてはクラウドソーシングサービスなどが良く利用されていますので、そういったサービスを活用するのはマストでしょう。
もちろん知人からの紹介や直接連絡をとって売り込みといったケースもありえますが、クラウドソーシングを一切使っていない人は稀だと思います。
基本的には、1件あるいは数件こなせば案件獲得への苦手意識は減っていくはずです。
クライアントと上手くマッチング出来るかは運やタイミングもあるので、馴れて来たら応募する件数自体を増やしていけば安定して案件を獲得できるはずです。
動画編集スクールなどでは、受講中に実際に案件を受注して納品するところまでサポートしてくれるものもあります。
はじめの一歩が一番大変なので、そういったサポートを上手く活用するのも良いでしょう。
ポイント
ポートフィリオを用意して自分のスキルをアピールしよう!
失敗5.収入が安定しない
副業で動画編集をしていると、なかなか収入は安定しません。
中には安定して仕事が供給されるようなプロジェクトも存在しますが、拘束時間が長いため副業には向いていないのが実情です。
自分のスキルで対応でき、作業量と金額に納得できる案件が常にあるわけではないので、時間があっても仕事が出来ないというタイミングが発生してしまうのは仕方がありません。とは言っても、あまりにも案件が獲得できないのであれば、副業としては失敗と言わざるを得ないでしょう。
思うように案件が獲得できず収入が安定しないとモチベーションにも影響してきますから、できる限り安定するように活動する必要があります。
収入を安定させるために
副業収入を安定させるために重要なのは、スキルアップと実績です。
自分から営業しなくてもクライアントから声がかかるレベルなら仕事は選び放題ですから、働いた分だけ収入を得られ安定します。実績も多ければそれだけ注目されやすくなるので、実際のスキルの高さとは別に重要な指標になってくるでしょう。
特にクラウドソーシングなどを利用する場合、実績の有無で採用率が大きく変化してきます。
実績についてはとにかく案件をこなしていくしかありません。
一方でスキルアップは自分のやる気次第なので、収入を安定させたい又は収入を増やしたいのであれば、学習する時間を作ることは重要になってきます。もちろん実践の中で新しい事に挑戦してスキルアップしても良いですし、これまで独学だったなら動画編集スクールに入ってみるのも良いでしょう。
ポイント
案件をこなして実績を積むことでスキルアップと安定した収入に結びついてくる
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動画の編集技術は、副業におすすめのスキルです。 しかし、技術を習得するために独学で進めるのは難しく、プロによる動画編集スクールを利用するのが一番の近道といえます。
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その他の経験者の失敗談
経験者の失敗談①
以前、動画編集の副業を始めたとき、自分には十分な経験があると自負していました。しかし、最初のクライアントから仕事を受けたときには、その信念はすぐに崩れました。
私がクライアントから受けた要件は、比較的シンプルでしたが、自分の能力を過信していたため、納期までに完成することができませんでした。クライアントは怒り、私に代わって他の編集者を探すことを余儀なくされました。
この失敗から学んだことは、自分の能力を過信せず、現実的な期限を設定することの重要性です。また、クライアントとのコミュニケーションも非常に重要であることがわかりました。クライアントと要件をしっかりと確認し、納期や料金については明確に合意することが必要です。
私はこの失敗をきっかけに、自分のスキルを改善するために時間をかけ、クライアントとのコミュニケーションを強化することに注力しました。それ以来、顧客からの評価は向上し、収入も安定しています。
経験者の失敗談②
ほたーる
40代男性
副業の幅を広げるため、勉強のために短尺の動画編集を請け負ったことがあります。その時の失敗談です。
依頼はいわゆるアマチュアバンドのライブ動画をPV風に編集してほしいというもので、しかも「素材は2時間以上たっぷりあります」というもの。音楽に合わせてシーン繋げば良さそうと安易に受けたんですが、これが後々泣くこととなりました。
まずライブハウスでの動画なので素材が暗い……というのは想定してましたけれども、なんと三脚に備え付けた家庭用ビデオカメラで撮った動画が2時間ということ。
ですのでアングルも俯瞰で固定、雰囲気は学校行事の記録みたいな素材。頑張って編集始めたもののこれ無理ですよ、と。
ただやっぱり受けた手前、投げ出すのも申し訳ないし、そもそも納期は目前ということで、「もっと格好良くしたいので皆さんのお顔見える写真とかください」みたいな感じでなんとか使える素材かき集めて完成させることが出来ました。
ただし連絡ややり取り含めて当初想定していた作業時間の数十倍掛かかったという、お仕事としては大失敗な結果となりました。
教訓としては、渡される動画素材を最初にチェックすること、断るなら出来るだけ早くっていうのが本当大事だなと身に染みて学ぶことができました。
経験者の失敗談③
パンダろけっと
40代男性
最初は良かったのです。自分の身の回りのものを紹介したり趣味を紹介し自分の特技や経験などを軸にして出来る限り自分の生活スタイルから逸れない形でできるだけ本業に支障をきたさない程度ゆっくりとしたペースでやっていたのです。
鼻から収入などは考えておらず人が少しでも共感してくれればいい。というそれだけであったのですが、徐々に私の中で欲が出てきて動画編集するにあたってもう少しウマい技術をもってして動画を編集したい。例えばスローモーションであったりモザイクの部分的なかけ方などといったようなものプロのツールが欲しくなり私自身、編集をもう少し副業のレベルまで上げたいとしたのが悪かったきっかけとなったのでした。
結局のところを私は動画中心の生活になってしまい本業にまで支障をきたすようになってしまったのです。仕事は運転を伴う仕事ですのでそういった自分の体調の管理には十二分に気を付けなければいけなかったのにも関わらず、動画を中心とした生活をしてしまったが故に本業にまで影響が出てしまったというところは今思っても失敗談であると思います。
経験者の失敗談④
てけてけ
30代男性
現在の動画編集の収入は5000円~10000円ほどです。フリーのライター、プログラマーをメインとして働いていて空き時間を副業として編集の仕事をしています。失敗談としては、動画編集のソフト選びを間違ってしまいました。今は有料で動画編集を仕事をしているソフトを使用していますが、始めたての頃は初期費用を払うのが嫌でフリーソフトを使っていました。フリーソフトでも仕事はできるのですが、自分で作成した動画もしくは他のお客様の動画を編集する際にフリーソフトのため文字のフォントや画面効果が少なくて動画として映えに欠けていました。動画圧縮をした際に、音声と字幕がずれたり音声の劣化が明らかに分かるなどフリーはフリーなりの品質しか出せないのだと気づきました。有料ソフトは有料なりに動画編集の初心者に優しい簡単なガイドのようなものもあったりしたので、結局一仕事して得られるくらいの有料ソフトを買った方が次の仕事の品質と速度を得られるためはじめから有料ソフトを買っていればよかったとおもいました。
経験者の失敗談⑤
河北
20代女性
案件はVtuber動画1本に対して5本の切り抜き動画編集で、切り抜き時間と、動画を納入するものでした。プレミアプロでの作業の方がいいだろうと判断し、プレミアプロで作業をしました。しかし、いつもはアフターエフェクトを使用して作業していたため、プレミアプロでの作業が初めてで勝手が分からず、一つ一つ切り抜いて書き出しする形をとってしまいました。そうすると切り抜き時間がわからなくなってしまうという問題に気づき、一本そのままを分割して切り抜く方法を取ることで、解決できました。副業で動画編集をしていくには、アフターエフェクトはまだまだ力量不足と感じ、プレミアプロでの契約を取りましたが、プレミアプロでの勉強もし直さなければ、編集効率が悪いことを実感しました。アフターエフェクトの前にプレミアプロの勉強をすべきだったと後悔してます。
経験者の失敗談⑥
nemunemu210
30代女性
街中や駅の階段で撮った女子高生の動画を試験用に編集したつもりでいたのに、それを間違ええてクライアント様宛にギガファイル便で送信してしまったことが一度だけあります。(動画の内容に関してなんですけど)スカートの中を撮ったとかそういう類の内容ではないです。法律に触れるような動画を撮影しておりません。知人が4月から高校生になるので制服の試着も兼ね、靴も靴擦れしないかの試し履き、通学路になる道を歩くという内容の動画です。私はそれを動画に収め親戚に送信するつもりでいました。その動画の編集もしていたので、クラウドワークス様を通じての案件の動画編集してから送信する時に何かの手違いで送り間違いをしたのでしょうね。ご理解のあるクライアント様でしたので、動画を他者(第三者)に拡散されるようなことはなかったです。今まで副業をしていて、利益がでないとかはあったのですが、こういう失敗はなかったです。動画や画像などは一度世に出ると消せないので怖いですよね。皆様もお気を付けください。
ケンタ
30代男性
仕事帰りに動画編集のスキルを身につけ、副業として始めることに決めました。友人からも編集の腕前を褒められており、自分に自信を持っていました。しかし、実際に副業を始めると、様々な失敗が続きました。例えばクライアントとのコミュニケーションが不足していたため、要望を把握できず、仕上がりにクライアントが満足できない動画を納品してしまったことが何度もあったり、仕事と副業の両立に苦労し、納期を守れないことが度々起こったりしました。また失敗談とはとは違うかも知れませんが、副業を始めた当初は高い報酬を期待していたのですが、いざはじめて見ると案件数が思ったより少なく安価のものが多く、かかった時間や労力に見合わない収益しか得られませんでした。その為 多くの案件を引き受けることで収入を増やそうとしましたが、仕事との両立が難しかったです。
mm10
30代男性
ある時、初めてクラウドソーシングサイトで動画編集の案件を受けた際に、失敗してしまった経験があります。その案件は、1分程度の簡単なスライドショー動画の制作でした。私は動画編集に自信があったため、その案件を引き受けたのですが、納品期限が迫っている中、うまくいかずに作業に時間がかかってしまいました。結局、納期に間に合わなくなってしまい、クライアントに迷惑をかけてしまいました。この経験から、納期やスキルに合った案件の選定の重要性を痛感しました。
まとめ
動画編集を始める前に、不安に思うことは多々ありますよね。
失敗したらどうしようと悩んで足を止めてしまうのはもったいない。先輩たちも実際に色んな失敗をして成長していったはずです。
今回は、動画編集を副業として始めた時にありえる失敗例を挙げ、その解決策を提案してあります。
また実際に動画編集で失敗した方からアンケートを取り、失敗談を聞いてみました。これから動画編集の世界に飛び込もうとしている方や初心者の方は、この記事を見て安心したり、何かしらのアドバイスに繋がれば幸いです。
※アンケートはクラウドワークスにて経験者の方に回答をお願いしたものです。
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